著者紹介

望月 太郎(もちづき たろう)

1962年 東京生まれ。
1991年 大阪大学大学院文学研究科博士後期課程哲学哲学史専攻中退、
博士(文学)大阪大学、1997年。
徳島大学、東海大学を経て、
1998年4月 大阪大学大学院文学研究科助教授、
2004年4月 大阪大学大学教育実践センター助教授、
2006年11月 大阪大学大学教育実践センター教授を歴任。
2012年4月より大阪大学大学院文学研究科教授となり、現在に至る。
2014年から2017年まで大阪大学ASEANセンター(現 大阪大学ASEAN拠点)長として、バンコクに駐在。
2017年 バンコクで日タイ教育研究振興財団を設立、理事長に就任。
2018年 プノンペンで哲学研究センター(Prajnasastra Vihara Co., Ltd.)を現地の大学教員と共同で設立。

哲学・現代思想文化学の教育・研究及び高等教育の研究・開発に携わる。
2008年からチュラロンコン大学(タイ、バンコク)文学部哲学科客員教員を兼任、
またカンボジアで哲学プラクティスを教育開発に応用するためのセミナーや哲学カフェを開催している。

主な著書として

(哲学・現代思想文化学関係)

  • 『技術の知と哲学の知:哲学的科学技術批判の試み(単著)』(世界思想社,1996年)
  • 『平和の探究:暴力のない世界をめざして(共著)』(木戸 衛一・長野 八久(編),解放出版社,2008年)
  • 『平和研究入門(共著)』(木戸 衛一(編),大阪大学出版会,2014年)

(高等教育関係)

  • 『高等教育論入門:大学教育のこれから(共著)』(早田 幸政・青野 透・諸星 裕(編),ミネルヴァ書房,2010年)
  • 『大学改革・評価の国際的動向(共著)』(大学評価学会(編),晃洋書房,2011年)
  • 『批判的思考力を育む:学士力と社会人基礎力の基盤形成(共著)』(楠見 孝・子安 増生(編),有斐閣,2011年)
  • 『大学のグローバル化と内部質保証:単位の実質化、授業改善、アウトカム評価(共著)』(早田 幸政・望月 太郎(編),晃洋書房,2012年)
  • 『「無償教育の漸進的導入」と大学界改革(共著)』(細川 孝(編),晃洋書房,2014年)

主な論文として

(哲学・現代思想文化学関係)

  • 「スピリチュアリスムと二元論:獣の魂をめぐる論争にみる精神性の歴史」(アルケー,14,pp. 185-201,2006年)
  • 「アーレントとアンリ:「退きこもり」と内在」(ミシェル・アンリ研究,1,pp. 25-37,2011年)
  • 「発展途上国における教育開発のための哲学プラクティス:国際協力と哲学へのニーズ:カンボジアでの実践から」(思考と対話,1,pp. 57-61,2019年)
  • ‘Reading the Correspondence between Descartes and Princess Elisabeth from the Viewpoint of Philosophical Counseling: Introduction and Research Questions(共著)’ (Journal of Humanities Therapy, Vol. 10, No. 1, June 2019)

(高等教育関係)

  • 「グローバリゼーションのなかのボローニャプロセス:ヨーロッパ高等教育の地域統合と知の世界市場化」(大学と教育,45,pp. 20-33,2007年)
  • 「アジア型クリティカル・シンキングの教育モデルを求めて:東南アジアの諸大学における教育実践」(大阪大学大学教育実践センター紀要,4,pp. 43-52,2008年)
  • 「東アジア圏の教育における大学間交流と質保証システム」(大阪大学大学教育実践センター紀要,8,pp. 17-39,2012年)

などがある。

日本哲学会、大学評価学会に所属。